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THE解説

膝のランニング障害「腸脛靭帯炎」

腸脛靭帯炎は一般にスポーツ選手のランニング障害として長距離ランナーにみられるoveruse(使い過ぎ)による障害の一つです。男性に多く見られ、またO脚を呈する方の発症例が多くみられます。腸脛靭帯は膝関節外側の支持構成体の一つで、膝関節を屈曲していくと腸脛靭帯と大腿骨外側上果(膝関節の少し上のゴリゴリとした部分)の骨隆起との摩擦が生じる為炎症を引き起こします。

また、ランニング時に下腿(すねの部分)の内旋(内側にねじれること)が生じ、よりいっそうのストレスが同部に働く部位でもあります。
症状としては、ランニング中の膝関節外側の痛みや膝関節外側裂隙(関節の隙間)より10センチくらい上部の圧痛が特徴です。治療法としては部位のアイシング・ストレッチの他理学療、局所の安静鎮静化と共にO脚の方であれば足底板やヒールウェッジ(踵に入れる角度のついた簡単な装具)を用いてアライメント(脚の正常な角度、この角度が狂うことによって痛みが発生しやすくなる)の矯正を行う場合もあります。

予防としてはトラック走の場合、同一方向だけの周回を控えたり、傾斜地でのランニングを避けたり、またシューズの底が異常な減り方をしているシューズは履かないようにすることです。痛みを感じたらあまり我慢をしないで早期に専門の先生に診察してもらいましょう。