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THE解説

お年寄りとケガ Ⅰ

お年寄りのケガは当然青壮年者や幼児に比べるとはるかに治りにくく、下手をするとケガが元で寝たきりになったり後遺症が残りやすいリスクを持っています。そして何よりお年寄りの体の特徴は子供のそれと同じように非常にデリケートな体になっています。特にケガと関係の深い運動器(骨や筋肉)の老化は女性のほうが早く始まり、個人差はありますが50代半ばから、男性は60代になるとその兆候が見えてきます。今回はお年寄りのケガの代表的なものをいくつか説明します。まず一番多いのが大腿骨頚部骨折です。転んだりぶつかったり、驚くほどの少しの外力で股関節の関節内とその周辺が骨折を起こします。強い腫れと痛みが特徴で歩行障害が起きます。殆どの場合が手術対応で、治癒まで年齢と骨折の状況によって変わりますが半年から1年、あるいはそれ以上かかることもありますしこのケガが元で寝たきりになることもあります。脊椎(背骨)の圧迫骨折(骨がつぶれる骨折)も多く発生します。尻もちをついたり転んだりしたときにほんの少しの力でも脊椎が圧迫されて折れてしまいます。やはり痛みと体を曲げたり捻ったりの運動制限があります。これらはすべて骨粗しょう症によって骨が弱くなっていることが原因です。