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THE解説

肩鎖関節脱臼について

今回は肩鎖関節脱臼について解説したいと思います。
まず肩鎖関節とは鎖骨の外方と肩甲骨をつなぐ関節で体幹と腕(上肢)をつなぐ唯一の関節です。人体の脱臼では肩関節脱臼の次に多い脱臼と言われ、発症は主に転倒して肩をぶつけた際、肩峰(肩の外端部)に外力が加わり負傷することが多いです。

鎖骨の外方は肩鎖靭帯と鳥口鎖骨靭帯という2つの靭帯で関節の安定性を保っており、肩鎖関節脱臼はこの2つの靭帯の損傷具合によって捻挫・亜脱臼・脱臼と診断名が変わります。症状は肩峰部の疼痛と腫脹、肩関節の運動制限がみられ、損傷が強い場合は鎖骨の外端部を元の位置に整復しても手を離すと上方へ再脱臼してしまうピアノキーサインという症状が見られることもあります。その際には手術が適応され、鋼線やスクリューで患部を固定する方法をとります。症状が軽度の場合は保存療法が適応され、固定具で上方から抑えて包帯固定を行う処置ができます。

転倒し鎖骨外側に痛みがみられる方は一度専門医を受診することをお勧めします。