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THE解説

上腕二頭筋腱損傷

今回は上腕二頭筋腱(力コブの筋肉の腱)の怪我について解説していきます。
上腕二頭筋の腱は上腕骨(腕の骨)にある骨のトンネル内を走行している為、その部分で摩擦が生じ炎症や断裂などが起きやすいと言われています。

①腱の断裂
スポーツ中や重い物を持ち上げた際に腱が断裂してしまうことがあります。上腕二頭筋(力コブの筋肉)が縮もうとする力に対して外力により無理に筋が伸ばされた際に多く発生します。

断裂が生じた際には断裂音とともに肩関節の前方に痛みが出現します。腱が切れてしまうと張力を失った上腕二頭筋(力コブの筋肉)が下方に下がってしまい、まるでポパイの様に筋肉が盛り上がって見えてしまうのが特徴です。
痛み自体は2~3週間で軽快することが多いです。また、腱が完全に切れずに部分的に切れていることもあるので注意が必要です。

断裂に伴い、肘を曲げる力、腕を外側にまわす力などの力が入りにくくなってしまいます。
例えば、ドライバーを回す様な動作がそれにあたります。その為、筋力低下が問題になる職業やスポーツをしている場合は手術になる事もあります。

②腱鞘炎
腕のオーバーワークにより負荷がかかり痛みが出現することがあります。腱自体あるいはその周囲を取り巻く腱の鞘(さや)の炎症によって肩関節の前方に痛みが出てきます。肩を上げるような動作や、抵抗をかけて肘を曲げたりする動作で痛みが出現するのが特徴となります。

肩関節周辺の痛みには様々な原因があり、鑑別し適切に治療を行うことが重要です。 痛みを感じた場合は無理をせず、医療機関を受診するようにしましょう。