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THE解説

翼状肩甲

今回は翼状肩甲について説明します。
翼状肩甲とは、肩甲骨周辺にある筋肉のバランスの崩れが原因で肩甲骨の内側が突出した状態(正に鳥の羽のような状態)のことをいいます。

肩甲骨周辺にある筋肉の中でも、肩甲骨の拳上(肩をすくめるような動き)、内転に作用する僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋と、その拮抗筋である下制、外転させる前鋸筋・小胸筋とのバランス不良。さらにそれらの筋を支配する神経の副神経・肩甲背神経・長胸神経の麻痺が原因とされています。

正常の肩関節は腕を90度以上上げるときに肩関節の動きだけでなく、肩甲骨の内側縁に付着する前鋸筋や肩甲棘から肩峰に付着する僧帽筋の働きで肩甲骨が胸郭の外側を滑るように移動します。前鋸筋が麻痺すると腕を上げる際に肩甲骨が胸郭の外側に移動できなくなり、肩甲骨の内側縁が背中側に浮き上がってしまって、それ以上腕を上げることができなくなってしまいます。これが翼状肩甲の症状です。

腕が上がらない。肩甲骨の動きが悪い。などの症状や違和感が現れた際には当院へご相談ください。素早い処置がその後の症状改善に有効であり早期回復が期待できます。