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THE解説

ふとももの肉離れについて -大腿四頭筋編-

今回はふとももの肉離れについて説明します。
ふとももの肉離れ(筋組織の損傷)は、ふとももの前側にある大腿四頭筋という大きな筋肉の一部である大腿直筋によく発生します。
発生原因としては①筋疲労、②柔軟性の低下、③ウォーミングアップ不足などが挙げられます。運動中などにふとももの前側に突発的な激しい痛みを感じたらそれは肉離れかもしれません。もちろん痛みが出たものすべてが肉離れではありませんが、注意して症状を確認することが必要です。

肉離れは重症度により症状の強さが変わります。
肉離れの特徴的な症状として、腫れ、出血斑(アザ)、硬結(しこりのようなもの)、膝関節の屈曲制限(曲げられなくなる)などが出現します。晴れが出現した場合は痛くない方のふとももと太さの違いが見られ、膝関節が90度近くまで痛みで曲げられない際には重度の症状が考えられます。また出血斑は痛みが出てからすぐには確認できず、数日後に症状が出現することが多いです。

処置としては痛みが出たらすぐにRICE処置を行いましょう。
荷重歩行を避け、腫れを軽く圧迫し、アイシングを行います。痛みがある方の足を心臓より高く挙げることも重要です。これらの処置を行う事により出血量や腫れを軽減する事が出来る為、その後の症状の回復状況に大きく係わってきます。

再発予防も重要です。筋持続力トレーニング(ストレッチ、ウォーミングアップ、クールダウン)は予防に必須です。疲労した筋肉は肉離れを起こしやすくなりますので注意しましょう。これらの症状や痛みが出現した際には無理をせず、すぐに専門医を訪ねて下さい。早期に正しい処置を行うことが早期に回復するための近道です。