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THE解説

交通事故損傷について

皆さん、交通事故を起こしたこと、もしくは遭ったことはありますか?
今回は事故で起こりうる外傷を紹介します。

まず皆さんが知っているものと言えば「むちうち損傷」があります。これは骨折や脱臼を伴はない筋肉や靭帯、血管、神経の損傷を言います。事故に遭った際に頭が前後に揺さぶられ起こります。また最近では外傷性髄液減圧症(CSFH)と呼ばれるものも報告されています。これは「むちうち損傷」の一つとして考えられ、硬膜から髄液が漏れだして起こると考えられています。症状は継続的な頭痛が主で、処置は自己の血液を硬膜の漏れ出している個所に流しこみ、その凝固作業で損傷個所をふさぐブラッドパッチ療法という方法が用いられ、それによって頭痛の軽減を図ります。ただ現在交通事故との関連性が解明されていない為健康保険適応外となってしまいます。

その他に「ハンドル・シートベルト損傷」、「ダッシュボード損傷」があります。これらは事故に遭った際直接外力が加わり起こります。「ハンドル損傷」は胸骨骨折があげられ、「シートベルト損傷」はチャンス骨折(脊椎の骨折)があげられます。これらの骨折は事故に遭った際体にシートベルトの締め付けによるものでその締め付けは体にあざが残るほどです。 「ダッシュボード損傷」で挙げられるのは股関節後方脱臼、膝関節後方脱臼、後十字靭帯の損傷があげられます。いずれも追突した時の前方からの外力で起こります。

皆さんくれぐれも事故には気をつけましょう。